東京ステーションギャラリーをご存知ですか?
JR東京駅丸の内北口 改札前にある美術館です。
地方在住の私には、なかなか機会がなく、ずっと行ってみたかったこちらのギャラリーでしたが、
この夏、チャンスが訪れ、ついに行ってきました!

藤田嗣治 絵画と写真展
会期:2025年7月5日(土)〜8月31日(日)
場所:東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1−9−1
入館料:一般 1,500円 高校・大学生 1,300円 小学生以下無料
(以下東京ステーションギャラリー公式サイトより)
「藤田嗣治(1886ー196)は、乳白色の下地に描いた絵画で世界的に知られた、エコール・ド・パリを代表する画家です。
この展覧会では、そんなフジタの芸術を「写真」をキーワードに再考。
画家と写真の関係を画家と写真の関係を「絵画と写真につくられた画家」「写真がつくる絵画」「画家がつくる写真」の3つの視点から紐解きます。」

展示作品は、ほぼ撮影禁止だった〜涙

見どころ
自画像とポートレート
画家フジタ氏のトレードマーク、黒髪一直線の前髪・丸めがね・口元のヒゲは何度となく美術館などで見たことがあります。自画像をたくさん描いた人なんだな、と何となく思っていました。
トレードマークは、一度見たら心に残る印象的なもの。これが、メディア戦略として意識的に行っていたとは驚きです。140年前に、そういうことを考える方がいらしたんですね。すごい。
この方のポートレート、ポーズや視線の向け方がとってもおしゃれです。カメラマンから要求されたポーズなのか?自らこんなのどう?ってな感じでのポージングなのか謎ですが、格好いい。ニコニコしておらず、じっとカメラ越しにこちらを見つめる目が自信に満ちています。
写真から切り取った細部を絵画へ
旅先でたくさん撮った写真がたくさんありました。現地の方々の服装や表情など、心が動いた瞬間にシャッターを推したのでしょうね。まさにメモの代わり。
街角の何気ない風景や、部屋のインテリアなどの写真は、構図がオシャレで昔のものと思えませんでした。今ほど写真が一般的でなかった時代に、と思うと格好良すぎます。

そして、これらの写真から細部を抜き出して絵画を仕上げていたとのこと。もう使い方が今の人!
それがわかるように絵画の横に、数枚の写真が並べて展示してあり、この部分はこれ、と案内が。
これとってもわかりやすい。写真と絵画、何度も行ったり来たり首を動かして見比べました。
たくさんの写真
日本とフランスに残されている写真は、数千枚。その中から選ばれた珠玉の写真が、これでもかと展示されています。
モノクロ写真は、1930年代に世界を旅したときのもの、
カラー写真は、1950年代にヨーロッパの風景を撮ったもの。
その間に世の中に起きたこと、自分の身に起きたことなどの影響もあるんでしょうね。
私的には、ヨーロッパを写したカラー写真に好きなものが多かったです。何でもない日常の景色にも、惹きつけられるポイントがあったりして。フリー素材とかに載ってたら人気になります、きっと。
もちろん、絵画もたくさん展示されているのでとても見応えがありました。

想像より展示作品数が多かった!

東京ステーションギャラリーが素敵
東京駅の中にある美術館、時間があったら寄ろうと思っていても、大抵時間がないとか疲れているとかで行けていませんでした。
でも、もっと早く行っとけばよかった〜!

KITTE側から向かったのですが、丸の内北口がすぐに見つからず。構内図やスマホのマップで調べながら展示会の入り口に辿り着きました。夏の観光シーズンもあり、駅周辺はたくさんの人で溢れていました。
東京駅の外側もオシャレですが、建物内もとても素敵です。
吹き抜け部分上部の窓から差し込む外の日差し。
広々と上に伸びる空間と上品な装飾にしばし足を止めて見入ってしまいます。
写真を撮っている方もたくさんいました。ベンチなど座るところがないのが残念でした。もしあったら、きっと長時間まったりしたくなっちゃいますね。

訪問した日は、平日でしたので、チケット売り場には、短い列ができていましたが、すぐに入館できました。
ロッカーに荷物を置いて、展示を鑑賞します。

以前使われていた煉瓦が残っている階段部分。

駅の中にあるとは思えないほど、静かでゆったりとした空間。

人が少ないのかなと思いきや、会場内はたくさんの来館者で溢れていました。
鑑賞後、展示会グッズをじっくり見ましたが、今回は決めきれずお土産はなし。
でも、トートバッグ買えばよかったかな。
展示会後のお楽しみ
ゆっくり展示を楽しんで小腹が空きました。
向かったのは、東京駅一番街地下1階「あんみつ みはし」

予想通り、行列ができていましたが、10分くらいで入店。
クリームあんみつをいただきました。
つるんとした餡と寒天、少し歯応えのある赤えんどう豆、もっちり求肥、さらりとした黒蜜、そしてさっぱりめのソフトクリームがいいアクセント。1人なので、ひとつひとつの素材をしっかり味わうことに集中しました。
隣の席に座った大学生と思われる男子2人のおいし〜!の声に、心の中で大きく頷きつつ食べ終えました。
冷たさと甘さ、つるんともっちりがとろり絡み合う美味しいおやつでした。大満足!

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今後の予定
東京ステーションギャラリーは、東京駅の中にある立地の良さに加え、美しい建物も堪能できる素敵な場所でした。また機会があれば、何度でも訪れたい場所です。
この後、こちらの美術館でも開催予定とのことです。
今年から来年にかけて藤田嗣治生誕140周年記念として、日本各地で様々な展示会が予定されているようです。まだまだ楽しめますね!
